2022年7月、全エリアで出前館の配達員アプリの仕様が大きく変更されました。
今回の記事では新しくなったシステムにおける出前館の稼ぎ方、効率良く報酬を増やすためのポイントについてまとめました。
※言わば最新版になります。
出前館の配達員の稼ぎ方もネット上に溢れていますが、これまでの常識が通用しない。それぐらい大きな変更となりました。
記事の目次
出前館の配車システムが変更
出前館といえば一覧画面から早いもの順に注文を取っていくスタイルでした。
出前館の代名詞ともいえるシステムで、全ての配達員が「いかにして早押しで勝つか」を念頭に置いて稼働してきましたが、2022年7月に大々的に変更されました。
まず、大きく変わったのは呼び出し方式になった点でしょうか。
これまでは一覧で表示された注文案件を早押しで取り合う仕組みでしたが、他社と同じように通知が届き、自身の判断で取るかどうかを決める形式になりました。
なお、この通知は他の配達員にも同時に届くので、その中で早押しで取るという形になります。
仕組みとしてはmenuとよく似ています。
さらに8月に入ってからは報酬額も改定。
これまでの一律で固定されていたのが、ドロップで走った距離によって報酬が決まる変動制へと変更となりました。
短距離ドロップだと従来よりも単価は安くなりますが、2kmを超えてくると新システムの方が高額になります。
これにより、遠くの配達案件を取るメリットが出てきました。
新報酬システムに関しては以下の記事で詳しく紹介しています。
関連記事:出前館配達員の新報酬制度を解説!恩恵を受ける方と不利になる方とは
出前館配達員の効率の良い稼ぎ方
今回、紹介しているのは2022年9月時点の稼ぎ方になります。
- システム変更で戸惑っている
- どう動けばいいのか分からない
という方は是非とも参考にしてください。
冒頭でも紹介しましたが、ネット上には出前館配達員の稼ぎ方に関する情報が山のように出回っていますが、その多くが以前の仕様のものだったりします。(システムが大きく変わったことでほとんど通用しません)
バイクでの配達
出前館の配達員として効率良く稼ぐには間違いなくバイクがおすすめです。
稼ぎ方というよりは、ごく基本的な部分になって申し訳ないのですが、稼ぐ上でかなり重要です。
先ほども少し触れましたが、出前館は先日の報酬改定により、固定制から距離変動制に変更されました。
これにより、遠くの場所に配達する際の報酬が増額されたのですが、自転車だと体力的にきつい部分があります。
逆に近場への配達報酬が減額されたことで、自転車の方にとっては不利な変更になってしまいました。
Uber Eatsでは自転車の方には近い距離の配達が優先して割り当てられる傾向がありますが、出前館ではそのような配慮はありません。
今後、変更される可能性も残されていますが、いつになるかは誰にも分かりません。
変更を待つぐらいならば、車両を変えて機動力を高めましょう。
連続して配達に呼ばれやすい
出前館の新システムでは連続して配達に呼ばれやすくなっています。
呼ばれるのは配達中、ドロップ先が近くなったタイミングが最も多いのですが、これにより配達に呼ばれるまでの待ち時間がなくなるので、稼働時間に対する報酬額は増えます。
効率性を求める上で非常に重要になるので、この流れを上手く生かしたいところです。
かつてのDiDifoodによく似ています。
ただ、このシステムは一つ注意しなければならないことがあります。
詳しくは次の項目に続きます。
受付拒否3回で強制オフラインになる
出前館では呼び出しを3回連続で拒否するとその瞬間に強制オフラインになります。
「オフラインになっても手動でオンラインに戻しちゃえばいいんでしょ?」
と思われるかもしれませんが、厄介なのが先ほども紹介した、配達中に次の配達の呼び出しが鳴った時です。
配達中でも同じように3回連続拒否で強制的にオフラインにされてしまうのですが、その時点で運んでいる配達を完了させないと再度オンラインにすることが出来ません。
※アプリ上にはオフライン予約と表示されます。
先ほど、出前館の新システムは連続して呼ばれやすいと書きましたが、強制的にオフラインになってしまうと、この恩恵を受けることが出来なくなります。
アイドルタイム等で全体の注文数が少ない時は、遠くても3回以内に受諾した方がいいかもしれません。
現状の仕様では何回拒否したかはアプリ上に表示されないので、自身で数えておく必要があります。
※今後、このシステムは変わる可能性があります。
また、実際に配達していて感じたことなのですが、新システムでは配達中の方を優先して配車を割り当てているのではないかと思うことが多々あります。
ドロップ先が次の配達のピック先に近い場合、早押しであるにも関わらず、余裕をもって取れるんですよね。
拒否しても続けて飛んでくることも少なくありません。
詳しいロジックは非公開とされていますが、連続して配達させるという意図を感じてしまいます。
この部分もDiDifoodによく似ていますね。
DiDifoodの場合、初鳴りまでの時間がかかり過ぎるという問題を抱えていましたが(笑)
※全体の注文数が少ないという問題も抱えていましたが。
DiDifoodのサービス終了のタイミングといい、システムを買収したのではないかという声もあります。
配達中に別のお店から呼び出し
出前館の新システムでは配達でピックに向かっている最中に新たに別の配達に呼ばれることがあります。
※マクドナルドは除きます。
これはかつてのDiDifoodならではの機能で、ご存じの方もいるかもしれません。
どういうことかと言うと、例えばお店Aにピックに向かっていた時に別のお店Bから呼ばれるというもの。
ピックに向かっている最中ですし、目先の配達を優先して拒否ボタンを押したくなるかもしれませんが、基本的に取るようにしましょう。
これは出前館の配達システムが最も効率が良いと判断して鳴らしてきたもので、その時点の配達のルート上に組み込まれます。
上記のようなタイミングで配車があった時は、A店ピック→B店ピック→A店ドロップ→B店ドロップの順序になっていることが多いのですが、(A店とB店のドロップが逆になることも)これは現時点で最も効率良くパターンでもあります。
この場合も早押しであることに変わりありませんが、経験上、かなりの確率で勝てます。
他の待機中の配達員よりも優先して配車されるのでしょうか。配達員が飽和している時間帯、場所であっても勝てます。
これには以前までは賛否両論ありました。
出前館というのはUBER EATSと比べると、料理の完成のタイミングが読めず、遅延のリスクがあるからです。
僕自身も避けていた時期もありましたが、システムの変更以降はスムーズに料理を受け取る機会が増えたことで、こういった配車に対応するのも一つの方法かなと考えております。
何よりメリットが大きいので、基本的に準備が遅いお店でない限りは取るようにしています。
キャンペーンの対象店をチェック
出前館は注文者向けに、お得なキャンペーンを定期的に実施しています。
キャンペーンと言っても本当に様々ですが、基本的にお得な内容のものばかりなので、キャンペーン対象店は普段よりも注文件数が増えます。
そのお店を狙いうちにするというわけです。
この方法に関しては実践している方は多くないように思います。
現在の仕様では、お店の近くにいる数人に通知がいく仕組みになっていますが、キャンペーンの対象店をチェックし、そのお店に注文が入るであろう時間帯に狙いを定めるんですね。
この方法は全体の注文数が少ないとされている朝方、アイドルタイム、夜の遅い時間帯に有効です。
それぞれの時間帯に注文が入りがちなお店がキャンペーンの対象店だった場合は試す価値は大いにあります。
朝はパン屋、おにぎり屋。
アイドルタイムはスイーツや軽食系、マクドナルドも安定して注文が入ります。
是非とも試していただきたいです。
基本的に注文数が少ない時間帯なだけあって爆発的に報酬を増やすのは難しいですが、1日の中で暇な時間帯を減らすというのは非常に有効です。
予測しながら先手を取って動くようにしましょう。
※ピークタイムは一定数の注文が入るので、こういった行動を取る必要性はそこまでありません。
キャンペーンの確認方法
キャンペーンの確認方法も掲載しておきます。
まずは出前館の注文アプリを開き、下部タブのマイページへと進みます。
次にクーポン・キャンペーンへと進むと、開催中のキャンペーンが表示されます。
注目すべきキャンペーンは「ウルトラ半額祭」、「1BUY 2EAT」。
特にウルトラ半額祭の対象になると注文数が大きく増えるので、稼働前は忘れずに確認しておきたいところです。
これ以外では配送料金の割引キャンペーンですね。
お得度としては上記の2つほどではありませんが、対象店舗が多いのでチェックしておく価値はあるかと思います。
スマホ2台持ち
早押しで勝つためには、スマホの2台持ちはかなり有効です。
2台持ちなんて聞くと、「不正ではないの?」と思う方もいるかもしれませんが違います。
1台はナビ専用、もう片方は出前館の配達アプリ専用として使用します。
出前館に限った話ではありませんが、配達をスムーズに効率よく完了させるにはナビの活用が必須です。
いくら地理に詳しくても、知らない道はあるでしょう。時には思いがけないルートがあったりもします。
ただ、ナビの画面を開いている状態で配達の通知が来ると、早押し画面に到達するまでにひと手間が発生してしまいます。
早押しが物を言うシステムにおいては、この手間は死活問題だったりします。
実際、2台持ちにすることで早押しの勝率は劇的に上がりました。是非と試していただきたいです。
現金支払いをオンにする
稼ぐことを優先するならば現金の受け付けはオンにするのが基本です。
地域性にもよりますが、出前館は他のフードデリバリー各社と比べると現金払いの方の割合が多い傾向にあります。
現金注文をオフにしていると配達に呼ばれる機会は損失します。
おつりの準備、やり取りが面倒。
また、必然的に対面での対応が増えてしまうのは事実ですが報酬は間違いなく増えます。
以前までは受け取った現金を拠点で精算する必要がありましたが、現在はコンビニ払いでの精算が可能になりました。
これまで避けていた方もオンにしておくことをおすすめします。
変更も配達アプリ内で手軽にできるようになりました。オフでやってきた方はこれを機にお試しください。
まとめ
仕様の変更で覚えておくべきは以下の2つ。
・長距離配達の旨味が出てきた
・連続配達を念頭に置いておく
後は基本的な部分でもある、バイクによる配達、現金支払いの受け付けですね。
※近頃は2台持ちの方も増えたように思います。
一件でも多くの配達を重ね、報酬を増やしていってください。