Uber Eats、出前館などの全ての配達員が使っているモバイルバッテリー。
配達員として働く上で必要不可欠なものですが、今回は配達で使用するモバイルバッテリーの選び方と、おすすめのモバイルバッテリーを3つ紹介していきたいと思います。
これから配達員として働く人は是非、参考にしてください。
この記事はこんな方におすすめ
- 良いモバイルバッテリーの基準が知りたい
- 無駄な出費はしたくない
- 配達員におすすめのモバイルバッテリーが知りたい
記事の目次
配達員がモバイルバッテリーを選ぶ際に優先すべきポイント
モバイルバッテリー、どれでも良いと思っていませんか?
「とりあえず、容量が大きいものを選べばいいんでしょう?」
なんて方がよくいますが、これは大きな間違い。
ウーバーイーツ、出前館、menuのいずれの配達アプリも電池の消費量がかなり大きく、常にスマホと繋いでおくことになります。
基本的に肌身離さず持ち歩くことになるため、よく吟味して選ぶ必要があります。
今や沢山のメーカーから様々なモバイルバッテリーが販売されていますが、選ぶにあたって重視したいポイントは4つ。
ポイント
容量
充電スピード
軽さ
メーカー
順にみていきましょう。
容量
最も重視したいのがモバイルバッテリーの容量です。
容量というのは「スマホをどれだけ充電することができるか」の目安になります。
モバイルバッテリーの場合、mAh(ミリアンペアアワー)という単位で表示されていて、この値が大きければ大きいほど沢山、充電することができるというわけです。
では、どれぐらいの容量のモバイルバッテリーを選べばいいのか?
という話になるのですが、これは一日の稼働時間によって変わってきます。
一般的に販売されているモバイルバッテリーは3000mAh~25000mAhと上から下までピンキリです。
仮に3時間だけといったような短時間ならば3000mAhで十分ですし、8時間は働くとなると10000mAh、12時間を超える長丁場になってくると、それ以上のものを用意する必要があります。
それならば最初から容量が大きいものを選びたくなりますが、基本的にモバイルバッテリーというのは容量が大きくなるにつれて重たくなります。
持ち運ぶ上で負担に感じることがあるので、特に自転車の方は自身の稼働時間に合ったものを選ぶ必要があります。
一日の稼働時間と必要になる容量
- 3時間・・・3000mAh
- 5時間・・・5000mAh
- 8時間・・・10000mAh
- 12時間・・15000mAh
- 15時間・・20000mAh
容量と重さの目安
- 3000mAh・・・120g前後
- 5000mAh・・・150g前後
- 10000mAh・・200g前後
- 15000mAh・・300g超
- 20000mAh・・400g超
体感として、300gを超えてくると重たいなと実感するかもしれません。(スマホが大体160~200gの重さ)
充電の速さ
これから配達員として働く方に特に知っておいてほしいのですが、モバイルバッテリー選びで容量の次に重要なのが充電の速さです。
ウーバーイーツ、DiDiフード、menu等の配達時に使うアプリはオンラインにしているだけで電池がみるみる減っていきます。
そこでモバイルバッテリーが活躍してくれるわけですが、端末によっては充電速度が遅く、ケーブルで繋いでいるにも関わらず、電池が減るといったことがあります。
メモ
これは充電速度よりも電池の消費速度が上回っている状態。
各配達アプリを使っていると、場合によって、このようなことが起こります。
僕自身も実際に経験しましたが、これは焦るんですよ。
頼みの綱がどうにもならないといいますか、忙しい時間帯にオフラインにして充電に費やしたり。
最悪だったのが配達中に電池がなくなり、届け先が分からなくなったこともありました。
こうなってしまうと、仕事どころではないですよね。
これから配達員として働く方には是非とも充電の速さにも注目してほしいところです。
ちなみに充電速度は各商品の出力の値を見れば分かります。
1A、2.1A、2.4Aとありますが、ここは2.4A一択です。
1Aは論外。2.1Aだと正直、不安ですね。
気温が上がる夏場はスマホの電池の消費がさらに激しくなりますし、スマホに繋ぐケーブルが劣化した時などに、モロに影響を受けてしまうのも出力値が低いモバイルバッテリーだったりします。
重量とサイズ
既に触れた通り、モバイルバッテリーというのは基本的に容量が大きくなるにつれて重たくなるのですが、常に持ち歩くことになる以上、軽いものを選びたいところです。
アマゾンや楽天で、同じ容量であるにも関わらず、他の商品と比べて安価なものがありますが、この場合、たいていは重かったりサイズが大きい可能性があります。
ですので、選ぶ際は商品ページのサイズ・重量の部分もチェックするようにしてください。
メモ
多くの配達員が使用している10000mAhのモバイルバッテリーだと軽くて180gですが、重いものになると300gを超えてきます。長時間、配達し続けるとなると、この差は大きいです。
探すのが面倒だったり、手っ取り早く良いものを見つけたい方は記事の後半でおすすめしているモバイルバッテリー3台の中から自身に合ったものを選んでください。
安さだけで選ぶと痛い目にあうことがあるんですね。
特にネットで購入する際は注意が必要です。
実際に感じたこと
僕自身、10000mAhで300gを超えるモバイルバッテリーを使って配達していましたが、何かとストレスでしたね。
その後、180gのAnker製のものに買い替えた時は、あまりの小ささと軽さに感動すら覚えました。無駄な出費をしたものです。
ちなみに下記の写真は以前、使っていた300gを超えるモバイルバッテリーです。
サイズは1000円札とほぼ同じですね。
1500円という安さに飛びついて購入したのですが、ずっしりときます。
そして次がAnkerの製品
僅か180gですし、かなり小さくなっています。
先ほどのモバイルバッテリーと比べても雲泥の差ですね。
コンパクトなので短いケーブルを使うとスマホと重ねて持つこともでき、手の中にすっぽりと収まります。
価格はAnkerの方が1000円割高ですが、それだけの価値は大いにありました。
メーカー
同じような商品があった場合、有名メーカーで選びましょう。
モバイルバッテリーで有名どころですとAnker、エレコム、オウルテックですね。
いずれもスマホ周辺機器の王手ですが、特にAnkerに関してはほぼ全ての製品が出力値2.4Aですし、重量、サイズも申し分ありません。
購入から一定期間、保証があるので安心して使うことができます。
配達員におすすめのモバイルバッテリー3台
3台紹介していますが、自身の稼働時間に合ったものを選んでください。
おすすめのモバイルバッテリー
- 王道の1台
- 長時間稼働の方向け
- 短時間稼働の方向け
それぞれを詳しく見ていきましょう。
ポイント
特にこだわりがなければAmazonで購入するのが良いかと思います。
Anker Power Core 10000
まず紹介したいのがAnkerのPower Core 10000。
おそらく配達員の中でも最も人気の1台です。
僕も使っています。
先ほど載せた小さいモバイルバッテリーはこちらのAnkerのPower Core 10000です。
重量は184gと同容量の端末の中では最軽量で、大きさもキャッシュカードと同等のサイズとなっています。
出力も2.4Aなので、充電速度も申し分ありませんね。
安心のAnkerの製品ですし、購入後の保証がついていたりと、製品として文句のつけどころもないかと思います。
王道の一台
どれだけ働くか分からないけど、良いものが欲しいという方におすすめです。
1日の稼働時間が8時間以内ならばこれ1台でいけます。
10000mAhの容量だと、他にも1000円台の商品もあるのですが、安いものというのは出力が1Aと充電速度が遅かったり、重い、サイズが大きい、分厚い等、ネックとなる部分が必ずあります。
安さだけで選ぶと結果的に出費が大きくなってしまうことがあるので、初めからAnkerのモバイルバッテリーを買っちゃいましょう。
Anker Power Core 20100
こちらもAnker製のモバイルバッテリーですね。
上記で紹介したPower Core 10000の大容量版で、基本的な性能は同じです。
1日の稼働時間が10時間を超える方にはこちらのPower Core20100がおすすめです。
容量は20100mAhなので、どれだけ使い倒しても1日で電池切れになることはないでしょう。
出力も2.4Aと充電速度も十分。やはりAnkerの製品ということで安心して使うことができます。
長時間稼働におすすめ
重量は350gとやや重くなっていますが、20000mAhを超える製品の中では最軽量なので、長時間稼働の方はこちらを購入されてください。
出力ポートが2つあるので複数台の充電もOK。
加えて最大出力値が4.8なので複数端末を繋いでいても充電速度が損なわれることはありません。
RAV Power6700
短時間稼働がメインの方におすすめしたいのがRAV Power6700です。
その名のとおり、容量は6700mAhで半日ほどの稼働ならば問題ありません。
手のひらサイズで持ちやすく重量は124g、出力2.4A。
公式情報によると、重さはみかん1個分、サイズはスニッカーズ1本とのこと。
店頭で手に取ったことがあるのですが、確かに小さく、持ちやすいなという印象がありました。
女性や副業などで短時間稼働の方におすすめかと思います。
おまけ: おすすめケーブル
モバイルバッテリーとスマホを繋ぐケーブルも最低限、選ぶ必要があります。
選ぶポイントは3つ。
長さ、強度、高速充電に対応しているかどうかです。
Anker Power Line+ Micro USB
ケーブルに関しても、おすすめはAnkerのもの。
Micro USBなのでandroid端末向けになります。
一般的なケーブルと比べ、ケーブル抵抗は少なく、モバイルバッテリーの出力パワーを存分に発揮してくれます。
耐久性も抜群なようで、実際に僕も1年間使用し、かなり雑に扱っていますが、断線する気配は全くありません。
コスパ抜群なので、配達時に使うケーブルを探している方はこちらをどうぞ。
長さは0.3m、0.9m、1.8m、3mの4パターン。
配達に使うならば0.3m、0.9mあたりになりますね。
iPhoneの方はこちら
いずれもコンビニで販売されているケーブル(オウルテック社製)と同等の価格なのですが、品質は間違いなくAnkerの方が上です。
何より強度が段違いなんですよね。
コンビニのものは3ヶ月で断線していましたが、こちらは先ほども書きましたが、1年使っても未だ現役です。
他にも百均でもケーブルが販売されていますね。
多くがこのようなタイプのものなのですが、これは論外ですね。
強度はかなり劣りますし、何かに引っ掛けてしまうと、すぐに断線します。
電圧も低いですし、モバイルバッテリーの性能を発揮できません。
緊急時以外に使う理由はないですね。
まとめ
ウーバーイーツ、DiDiフード、menu等の配達員におすすめのモバイルバッテリーですが、選ぶ際に重視するポイントは以下のとおり。
モバイルバッテリー選びのポイント
- 容量
- 重量とサイズ
- 充電の速さ
- メーカー
まずは自身の稼働時間に対して必要な容量を把握し、その容量の端末の中から重量とサイズ、さらには出力の値を吟味して選んでおけばモバイルバッテリー選びに失敗するようなことはないかと思います。
中でもおすすめはAnkerの製品。
おすすめのモバイルバッテリーとしても紹介していますが、他社製品と比べても重量&サイズは小さいですし、出力値も十分。ストレスなく使うことができます。
後は価格ですね。
安い製品と比べると、少し価格は高くなっていますが、良いものを最初に選びさえすれば、後は長きに渡り、配達業務を助けてくれるはずです。
あなたのモバイルバッテリー選びの参考になれば幸いです。
※この記事がお役に立てた際は他の配達員の方に教えてあげたり、拡散等していただけると嬉しいです。