この記事ではDoorDash(ドアダッシュ)配達員の報酬、給料、収入の仕組みについて紹介していきます。
ドアダッシュの配達員として働いてみたいけれど、
本当に稼げるのかな?
配達報酬はどのようにして決まるのかな?
競合他社と比べてどうなのかな?
こういった疑問にお答えします。
現在、配達員の登録受け付けがスタートしています。
詳しい手順はこちらで解説しています。
関連記事:DoorDash(ドアダッシュ)配達員の登録方法と働くまでの流れ~必要な物と所要時間
現在、フードデリバリー業界で最もおすすめなのが出前館。
配達単価も高額なので本業、副業ともに働きやすくなっています。
登録方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。
記事の目次
DoorDash(ドアダッシュ)配達員の報酬、収入はどれぐらい?
DoorDash(ドアダッシュ)の配達員の報酬は完全歩合制です。
働いた分だけ、厳密に言えば配達した分だけ報酬がどんどん増えていきます。
報酬のシステムは後ほど解説していきますが、3~4時間程度の短時間で4000円前後、1日8時間働いて8000円~10000円、朝から晩までフルで働いて12000円あたりになります。
実際にアメリカのドアダッシュ配達員の報酬が日本円に換算すると上記のような金額になっており、日本でもサービスが浸透していけば、この辺りの水準になります。
現状は宮城県のみで始まっており、報酬の相場が落ち着くのはもう少し先になりそうです。
なお、働く時間が長くなるにつれて上下の幅が大きくなっていますが、配達員の報酬は様々な要素によって決まるというのが主な理由です。
通常の配達を1件完了するごとに貰える報酬以外にもピークタイムボーナスといったものが用意されており、配達回数を重ねていくことで報酬は大きく増えていきます。
報酬補償制度は日本でもある?
アメリカなどで新しくサービスが始まった都市では「報酬補償制度」が設けられていましたが、宮城県仙台市では用意されていません。
この報酬補償制度は、言わば配達員を確保するためのもので、他社でもサービス開始して間もないエリアで設けられてきました。
サービスが浸透し、多くの配達員を揃える必要性に迫られた時は日本国内でも導入される可能性も考えられますが、現時点では未定となっています。
また、ドアダッシュでは評価の高い配達員はトップダッシャーというものに選ばれ、通常の配達員よりも優先して配車に呼ばれやすくなります。
アメリカでは優先してシフトを組めたり、シフト外であっても好きな時に稼働できるといった優遇措置があります。
特に効率よく稼ぎたい、とにかく沢山稼ぎたいという方にとっては決して軽視することのできないものでもあります。
関連記事:DoorDash(ドアダッシュ)配達員評価と優先して稼げるトップダッシャーになる条件とメリット
ドアダッシュ配達員の報酬システム
ドアダッシュ配達員(ダッシャーとも呼びます)の報酬は配達ごとに支払われる基本報酬がベースとなります。
これにピークタイムボーナスやチャレンジボーナスといったプロモーション報酬を加算した金額が配達員が受け取る給料となります。
先ほど、一定時間稼働した際の報酬例を紹介しました。
長時間になるにつれて上下の幅が大きくなっているのに気が付いた方もいるかと思いますが、これはプロモーション報酬のピークタイムボーナスよるもので、ここを上手に獲得できた場合、報酬額はかなり大きくなります。
それではそれぞれの詳細を見ていきましょう。
配達報酬
ドアダッシュ配達員の収入の基本となる配達報酬。
この配達報酬は固定化されており、大きな仕様変更がない限り変更されることはありません。
1件あたりの単価はる距離、時間、人気度によって変わってきます。
現在のところ、550~700円が標準単価となっています。
距離
配達で移動した距離が長くなるにつれて報酬は増えていきます。
あらゆるフードデリバリーサービスで採用していますし、もはや説明不要ですね。
ドアダッシュに関しては1件あたりの配達で走る距離はやや長めになりますが、報酬額も他社と比べると割高になります。
長い距離を走るのが苦手な方はUber Eats、出前館の方が適しています。
時間
注文の到着時刻まで時間が迫っている注文は料金が上乗せされます。
お客さん宅に注文が届かない事態を避けるためのシステムになります。
配達を受けた方が何らかの事情でキャンセルしたり、荒天時で配達員が不足していて決まらない際に発生します。
なお、この配達で遅延したとしても評価には反映されません。
高評価をキープ
ドアダッシュでは高評価をキープすることで、効率良く稼ぐことができるため、悪い評価というのは極力、避ける必要があります。
人気
他の配達員が拒否したリクエストは徐々に単価が上がっていきます。
どこまで上がるかは拒否の回数によって決まります。
配達員にとって避けがちなお店というのはどうしても存在します。
お店がビル内にあり、ピックに手間がかかったり駐禁のリスクがある、待ち時間が異様に長い等。
このような避けられがちなお店というのはドアダッシュでは単価は高くなります。
逆に誰もが受けるようなお店(ウーバーイーツでいうとマクドナルド等)は自然と単価は低くなります。
プロモーション報酬
次はプロモーション報酬です。
プロモーション報酬には「ピークタイムボーナス」と「チャレンジボーナス」があり、報酬に大きな影響を及ぼします。
ピークタイムボーナス
ドアダッシュ側が多くの注文が予想される等して、「配達員を集めたい」と考えているエリアにはピークタイムボーナスがあらかじめ設定されています。
このピークタイムボーナスとは、指定エリアで配達を受けた際、通常の配達報酬にボーナスのような形で増額されます。
現時点での対象地域と増額される額は地図上で確認することができます。
概ね1件あたり100円~400円になります。
メモ
人気エリアのランチタイムやディナータイムで発生することが多いです。
配達単価を上げる上で最も手っ取り早い方法でもあります。
今後のピークタイムボーナスは前もって知ることができます。
ピークタイムボーナスが用意されているエリアは注文が多くなる傾向があります。ですが、同じように沢山の配達員が集まってくることが考えられるため、一概に稼ぎやすいエリアとは言えないようです。
チャレンジボーナス
チャレンジボーナスとは一定時間内で完了した配達数にあわせて貰えるボーナスのようなものになります。(他社で言うところのクエストにあたります)
これはUber EatsやDiDiフードでもおなじみですが、ドアダッシュでも用意される可能性があります。
4日間で20件~60件といった感じで、多くの件数を完了するにつれて額は増えていきます。
ちなみにUber Eats等は報酬全体のうちクエスト報酬が占める割合がかなり大きいですが、ドアダッシュの場合、基本報酬そのものが高いこともあって、チャレンジ料金はあくまで「追加報酬」のような立ち位置となります。
【番外編】特別プログラム
配達員として一定以上の評価が得られると、特別プログラムに参加することができます。
ちなみにアメリカでは、評価が高い配達員はトップダッシャーというものに認定され、様々な恩恵を受けることができます。
中でも代表的なのが、「自由にオンラインにできる権利」です。
ドアダッシュでは配達員過多にならないよう、稼働時間をあらかじめ予約するシフト制度を導入しているのですが、評価の高いトップダッシャーは、好きな時間に予約できたり、いつでもオンラインにすることができるようになっています。
このシフト制度はフードパンダが採用していますね。
日本でも採用された場合、トップダッシャーになるのが稼ぐための大きなポイントになるかもしれません。
報酬単価は高いですし、リクエストが少なすぎる状況さえ回避できれば、十分な報酬が得やすいといえます。
時給はどれぐらい?
日本ではまだサービスが始まって日が浅いため、どれぐらいの時給になるのかは不明となっていますが、アメリカの配達員が公開している報酬画面によると、多くて18ドル(日本円で約2000円)、少ないと8.6ドル(日本円で約950円)となっていました。
とはいえ、多くは12~13ドル(日本円で1328円~1439円)で推移していたので、日本でもこの辺りが基準となりそうです。
上記の報酬ですが、ピークタイムボーナスは反映されていましたが、チャレンジボーナスは含まれていません。(同一人物の同じ日時の画面で確認できませんでした)
給料の支払い日
ドアダッシュの配達員の報酬は週払いになっています。
毎週月曜日~日曜日に稼いだ分は翌週の中頃に登録しておいた口座に振り込まれます。
週払いというのは配達員にとっては非常に有難く、日々の配達業務のモチベーションも上がるのではないでしょうか。
ちなみにドアダッシュでは報酬の即日払いというものに対応していません。
当初、対応するとされていましたが、アメリカの仕様であって日本では未対応になっています。
ちなみに諸外国ではキャッシュレス払いのみとなっていますが、キャッシュレスがまだまだ進んでいない日本では今後、現金による支払いが出来るようになる可能性があります。
その場合、代金を配達員が受け取る形になり、即日、報酬を受け取ることができます。
報酬を超える金額を受け取った場合、他社同様、クレジットカードや銀行振り込みで返納することになるとは思いますが、このあたりは現時点では未定となっています。
他社との掛け持ちで稼げる?
ドアダッシュの配達員として働こうと考えている方は、既に他社で配達員をしている方も多いでしょう。
そこで気になるのが他社との掛け持ちです。
結論から言うと、ドアダッシュは他のフードデリバリーサービスと掛け持ちがしやすくなっています。
というのも、ドアダッシュの報酬は主に配達ごとに得られる配達報酬がメインだからです。
クエストに縛られないため、ただひたすら配達数を重ねていけば自ずと収入は大きくなっていきます。
ポイント
他社のクエストにあたるチャレンジボーナスもありますが、金額的にも「おまけ」のようなものなので、Uber Eatsのように是が非でもクリアしなければならないというものではありません。
ドアダッシュとの掛け持ちでおすすめなのは出前館になります。
これらの2社はどちらもクエストではなく配達単価がウリなので、時間的な縛りはなく自由にリクエストを待つことができます。
どちらかの配達リクエストを受けた場合はもう片方をオフラインにし、終われば再びオンラインにすることで、無駄を少なく効率良く稼いでいくことができます。
関連記事:出前館配達員の登録方法と働くまでの流れ~必要書類、所要日数は?
逆に〇〇日間で●●件!といった数日間に跨いで行われているクエストがあるUber Eatsとの掛け持ちはおすすめしません。
こちらは、あちこちのサービスに手を出すよりも、一つに絞ってクエストクリアを目指した方が効率が上がります。
何より配達あたりの報酬が他社に比べて低い代わりに高額クエストが用意されているところがあるため、クリア出来なかった時の痛手はかなりのものがあります。
クエスト度外視で働くのならまだしも、稼ぐ金額にこだわるのならば、Uber EatsやDiDiフードとの掛け持ちは賢い選択とは言えません。
まとめ
アメリカでは独自のスーパーやキッチンを設けることで、他社との差別化に成功したドアダッシュ。
後発であるにも関わらずシェアNo1を獲得したのには、相応の理由があるようです。
日本では6月初旬に仙台市からスタートしましたが、今後、どのようなサービス展開をしていくのでしょうか。
日本ではUber Eatsが圧倒的なシェアを占めていますが、ドアダッシュの登場で勢力図がどのように変わっていくのか?
非常に興味深いところではあります。
現在、配達員の登録受け付けが開始されています。
オリエンテーションは一部地域のみですが、今後、登録希望者が殺到することが予想されるので、興味のある方はお早めに登録を済ませておいてください。